B子の夜
B子(結婚3年目・専業主婦 / 相手は涼介さん(常連の宅配ドライバー)
ふと、この子は本当に夫の子だろうか、と考えてしまった。
オチを先に言ってしまったけど、経緯を最初から書かせてほしい。
たぶん一生忘れない、いい意味でも悪い意味でも。
若い頃の恋の熱を探して——断る理由を手放していた。
この家では、「好き」と言われることなんてぷつりと止まっていた。
ちなみに飲んでたのはウーロンハイ、たぶん3杯目。
涼介さんは常連の宅配ドライバー。いい妻でいなきゃ、と思うほど、目が離せなくなった。
集まりの帰り、涼介さんの車で送ってもらった。
カーテンの隙間から差す街灯の白が、記憶の真ん中に居座っている。
主導権を握られていくのが、我慢ならなかった。
「勝手にしないで」
髪をやさしく撫でられ、膝がふわりと浮いた。
「B子、腰つき、たまらないよ」
スカートのファスナーを外され、私は自分から脚を絡めた。
ベルトをそっと外され、背筋がずくずくと疼いた。
首筋にぬるりとした感触を感じて、私は遠慮なく彼にしがみついた。
涼介さんが腰のくびれをきつく吸い上げると、みぞおちが甘く痺れた。
「くぅっ…おかしくなるぅ…」
「B子、もう少しだけ、いい?」
背中の中心にぬるりとした感触を感じて、背筋がじんと熱を持った。
鎖骨のくぼみを指の腹でこね回され、全身が震えて止まらない。
濡れそぼった花びらに容赦のない指を感じて、耳の奥が勝手に浮き上がった。
「んっ…気持ちいい…!」
最奥をぐりぐりと押し上げられ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、みぞおちが波打った。
湿った衝突音に頭を溶かされて、感じてることを隠さなかった。
(とくん、ぬぷっ、んっ)
「ふぁ…そこ、見ないで…」
「B子、声、我慢しないで」
繋がったまま抱き起こされ、腰から下がひくついた。
軋むヘッドボードに混じって、こめかみがじわりと蕩けた。
小刻みに突き上げられ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、こめかみがぞくりと粟立った。
「奥まで来て…は…っっ」
こらえていたものが弾けて、私はしばらく動けなかった。
「涼介さん…んぅ…奥、恥ずかしい、、、」
取り戻せたのは一晩の熱だけで、後ろめたさだけが濃くなった。
皮肉なことに、普通の顔で会い続けるのが罰だった。
今でもカーテンの隙間から差す街灯の白が蘇ると、あの夜に一瞬で引き戻される。