逢瀬、SNSで知り合った人と
RH(アラフォー・主婦 / 相手は大樹さん(SNSで知り合った人)
つらい時期にそばにいてくれた人に——止まる理由が、思いつかなかった。
しばらく前から、褒められることがなくなっていたことに、慣れてしまっていた。
大樹さんはSNSで知り合った人。近所でも噂になりかねない相手だと、分かっていたのに止まれなかった…
子どもの運動会の帰り、大樹さんと二人で反省会になった…
正直さ、いまだに鮮明に覚えているのは、止め忘れた蛇口の、ぽたぽたという音——それだけは今も色褪せない。
翻弄しているつもりが、いつのまにか逆だった。
「まだ焦らしていい?」
指を絡めて握られ、下腹の奥がとろけそうになった。
深く舌を絡められ、背筋がこわばった。
「その表情、色っぽいよ」
シャツのボタンをそっと外され、腰から下が波打った。
ジーンズのボタンを外され、首筋がきゅっと縮こまった。
内ももをじっくり吸い上げられ、こめかみがじんと熱を持った。
耳たぶに遠慮のない愛撫を感じて、指先が芯から蕩けた。
(くちゅん、とろり、こくり)
「ひぅ…ねえ、そこ弱いのっ」
「乱れ方、見てられないな」
首筋にぬるりとした感触を感じて、喉の奥が震えて止まらない。
大樹さんが背中の中心を舌先で転がすと、腰が芯から蕩けた。
(ぴちゅ、ぱちゃ)
「やっ…おかしくなる〜っ」
濡れた水音に頭を溶かされて、息が勝手にくねった。
後ろから深く突かれ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、わたしは彼の首に腕を回した。
片脚を抱え上げられて深く繋がり、気づけば彼を引き寄せていた。
(はぁん、ぬちゅっ)
「大樹さん…んぅ…して…!」
「RH、今日は離さない」
リズムよく揺さぶられ、腿の付け根が震えて止まらない。
真上から腰を落とされ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、お腹の底がわなないた。
浅いところを焦らすように擦られ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、指の先がふわりと浮いた。
「大樹さん…ひぁっ…恥ずかしい…!」
頭の芯が痺れて、わたしは小刻みに震え続けた。
「大樹さん…くぅっ…もう無理…」
家族の写真に、自分だけ映れない気がした。
今さらだけど、我ながら語彙力がなさすぎる……。
ってか求められた記憶が、日常を余計に苦しくした、戻れる気がしない。
いやもう戻れる気がしない——どうしようもなく…
何かの折に止め忘れた蛇口の、ぽたぽたという音を目にすると、あの熱がぶり返してくる。