カラオケでの溺れる続き
EB(30代前半・ヨガ講師 / 相手は遼さん(子どもの習い事の講師)
胸につかえたままだから、それでも記録として残す。
必要とされたい、という願いが、理性を溶かした。
しばらく前から、抱きしめられることがなくなっていたことに、慣れてしまっていた…
その、遼さんは子どもの習い事の講師。お互い家庭がある相手だと、理性では理解していた…
スーパーの帰りに夕立に降られて、近かった遼さんの部屋に駆け込んだ…
スマホの充電が6%で、それだけ妙に覚えてる。
うまく言葉が出なくて、ただ小さく頷くのが精一杯だった。
「…恥ずかしいから、言わないで」
なぜだか焼きついて離れないのは、相手の車の、嗅ぎ慣れない芳香剤——それだけは今も色褪せない。
エアコンの効きが強すぎて肌寒くて、途中でそれが妙に気になった。
そっと顎を掬われ、あたしは背をのけぞらせた。
背中に手を回され、爪先が細かく痙攣した。
「感じすぎだろ」
スカートのファスナーを外され、全身がびくりと跳ねた。
ブラウスのボタンを緩められ、お腹の底が勝手にくねった。
シャツのボタンを焦らすように外され、膝の裏がとろけそうになった。
濡れそぼった花びらをくすぐるように触れられ、腰の奥がびくりと跳ねた。
耳たぶに容赦のない指を感じて、首筋が小刻みに震えた。
「んっ…溶けちゃう……」
「EB、汗すごいね」
敏感な芽をつぷりと押し開かれ、指先が焼けるように熱い。
潤んだ奥を円を描くように擦られ、消え入りそうな声しか出なかった。
(くちゅくちゅ、こくり)
「んぅ…気持ちいい……」
軋むヘッドボードに混じって、内ももがわなないた。
根元まで一気に貫かれ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、あたしはシーツの端を握った。
遼さんがリズムを上げて攻め立てると、背中がきゅっと縮こまった。
(ぬぷっ、ぴちゅ)
「はぅ…待って、イッちゃう、、、」
「EB、声、そそるね」
遼さんが浅い場所を焦らすように擦ると、見られていると思うと動けなかった。
ベッドのきしみが響くなか、みぞおちが波打った。
きしむマットレスの音に混じって、あたしは小さく首を振った。
(ぱちゃ、こく)
「んあっ…見ないでっ…」
一気に高みへ押し上げられ、あたしはしばらく動けなかった。
「遼さん…見ないで…ひぁっ…!」
些細な嘘のほつれから、全部が引きずり出された。
渇きが癒えた気がして、帰る場所が遠く感じた。
終わらせ方が分からない——認めるしかない。
似たような場面で相手の車の、嗅ぎ慣れない芳香剤が鼻をかすめると、無防備ではいられなくなる。