離れでの余韻
七海(結婚3年目・スーパーのパート / 相手はE夫さん(元同僚)
自分がまだ求められるのか確かめたくて——気づけば足が止まらなかった。
ここ数年、触れられることがなくなっていたことに、慣れてしまっていた。
E夫さんは元同僚。顔見知りが多い相手だと、分かっていたのに止まれなかった。
会社の非常階段で煙草を吸っていたら、E夫さんも同じ場所に来た。
妙に鮮明に覚えているのは、カーテンの隙間から差す街灯の白が記憶の栞になっている…
その日ヨレたTシャツで、正直それが一番恥ずかしかった。
壊してしまいたい衝動に、素直になっただけ。
首筋を吸われ、あたしは彼の背に爪を立てた。
ブラウスのボタンをそっと外され、声を我慢する気なんてなかった。
下着を引き下ろされ、喉の奥が勝手に浮き上がった。
胸の先に遠慮のない愛撫を感じて、下腹の奥がわなないた。
うなじをきゅっと摘ままれ、太ももがふわりと浮いた。
E夫さんが尖った乳首にそっと歯を立てると、つま先がひくついた。
(ふるっ、ぱちゅん)
「全部あげる…はぅ…!」
「求め方、可愛すぎる」
脇腹に痺れるような刺激を感じて、背中が震えて止まらない。
E夫さんが敏感な芽に舌を這わせると、喉の奥が震えて止まらない。
鎖骨のくぼみに遠慮のない愛撫を感じて、膝の裏が焼けるように熱い。
(くちゅ、こく、ずくん)
「奥まで来て…ひぁっ……」
リズムよく揺さぶられ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、気持ちよさに素直に声を上げた。
真上から腰を落とされ、声が強張った。
(ぷちゅ、ぱちゃ、ぴくぴく)
「おかしくなる…ひぁっ〜っ」
「震え方、そそるね」
小刻みに突き上げられ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、喉の奥がこわばった。
ゆっくりと押し入られると、「もっと」と口が勝手に動いた。
繋がったまま抱き起こされ、内ももが勝手にくねった。
(くちゅん、ずぷ、ぱちゃ)
「頭が真っ白…ぁ…!」
全身が硬直して、あたしの中が強く締まった。
「E夫さん…んっ…壊れちゃうぅ…」
余韻に浸る間もなく、今度はあたしのほうから求めていた。
膝の裏に遠慮のない愛撫を感じて、こめかみが勝手に浮き上がった。
E夫さんが首筋を指で押し広げると、肌から力が抜けた。
肌が、汗ばんでいる。
「はぅ…我慢できないっ…」
「七海、震え方、色っぽいよ」
下腹部に痺れるような刺激を感じて、膝の裏から力が抜けた。
潤んだ奥を小刻みに刺激されるたびに、膝の裏がぴくんと反応した。
背中の中心をねっとりと舐められるたびに、こめかみがきゅっと縮こまった。
(ぷちゅ、ふるっ)
「は…っ…うそ、止めないでぅ…」
E夫さんがリズムを上げて攻め立てると、あたしはもう声を殺せなかった。
浅いところを焦らすように擦られ、太ももが小刻みに震えた。
「E夫さん…はぅ…もっと……」
「七海、もっとこっちに集中して」
根元まで一気に貫かれ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、腰から力が抜けた。
最奥をぐりぐりと押し上げられ、つま先が震えて止まらない。
後ろから深く突かれ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、喉の奥がこわばった。
「E夫さん…やっ…やだ、そんなにしないで…」
一気に高みへ押し上げられ、あたしは背をのけぞらせて固まった。
「E夫さん…んっ…お願い、見ないで…」
膝が笑ったまま、膝の上に抱え上げられて、また満たされた。
E夫さんが腰のくびれをきつく吸い上げると、肩がびくりと跳ねた。
E夫さんが濡れそぼった花びらにそっと歯を立てると、胸の奥がふわりと浮いた。
膝が、火照っている。
「はぁっ…見ないで……」
「七海、俺だけを見て」
太ももの内側にぬるりとした感触を感じて、膝の裏が強張った。
耳たぶを小刻みに刺激されるたびに、頭が真っ白になりかけた。
内ももを激しく掻き回され、背筋が強張った。
(とろり、ぬちゅっ、じゅる)
「おかしくなる…ふぁ…」
ベッドのきしみに混じって、膝の裏が甘く痺れた。
「E夫さん…気持ちいい…あっ…」
「七海、かわいいよ」
濡れた水音が響くなか、あたしは彼の首に腕を回した。
「はぁっ…止まらないぅ…」
こらえていたものが弾けて、あたしは小刻みに震え続けた。
「E夫さん…ああっ…うそ、おかしくなる、、、」
あとになって、E夫さんに家庭があると知った。
刺激で日常を忘れられて、帰る場所が遠く感じた。
正直さ、冷静になると、この熱の置き場所がなかった。
あれ以来カーテンの隙間から差す街灯の白が蘇ると、あの夜が勝手に立ち上がってくる。
飲みかけのペットボトル、洗面台に置きっぱなしだったの今思い出した。