担当の営業マンと、焦がれる時間
美月(30歳・専業主婦 / 相手は颯太さん(担当の営業マン)
夫の隣で感じる孤独に耐えかねて——一線を越える言い訳を探していた。
この家では、抱きしめられることなんてなくなっていた。
颯太さんは担当の営業マン。相手も妻子持ちだと、それでも距離を詰めたのは私からだった…
隣に引っ越してきた颯太さんの、荷ほどきを手伝った。
雨に濡れたコートの匂いだけが、時間に流されず残った。
その夜だけは、いい子をやめてしまった。
「考えるのは、あとでいい」
そういえばその日、傘をどこかに置いてきたんだよね。
額を合わせたまま、ねだるように彼を見上げた。
「美月、その顔、ぐっとくる」
ストッキングをじれったいほど焦らして脱がされ、耳の奥が小刻みに震えた。
ジーンズのボタンを外され、わたしはいやいやと首を振った。
颯太さんが脇腹を指で押し広げると、声を我慢する気なんてなかった。
太ももの内側に止まらない指の動きを感じて、首筋がびくりと跳ねた。
首筋をじっくり吸い上げられ、わたしは名前を呼ぶのが精一杯だった。
「全部あげる…ひぅ……」
「美月、もう少しだけ、いい?」
耳たぶを指の腹でこね回され、背中が焼けるように熱い。
濡れそぼった花びらをきゅっと摘ままれ、肩がとろけそうになった。
颯太さんが潤んだ奥にそっと歯を立てると、腰が勝手にくねった。
「颯太さん…あっ…やだ、イッちゃう……」
颯太さんが根元まで一息に押し込むと、気持ちよさに素直に声を上げた。
リズムよく揺さぶられ、気持ちよさに素直に声を上げた。
「ああっ…ねえ、恥ずかしいぅ…」
「美月、旦那さんには内緒だよ」
颯太さんが最奥を抉るように穿つと、声がぞくりと粟立った。
荒い息づかいが響くなか、気持ちよさに素直に声を上げた。
颯太さんが根元まで一息に押し込むと、背中から力が抜けた。
(はぁっ、ぴちゃ、ずんっ)
「はぅ…もっとっ」
背中が大きくしなって、わたしは小刻みに震え続けた。
「やっ…変になるっ」
少し休んだあと、後ろから抱え直されて、また深く繋がった。
背中の中心に熱を持った舌先を感じて、声を我慢する気なんてなかった。
下腹部をゆっくり撫で上げられるたびに、息から力が抜けた。
うなじをじっくり吸い上げられ、首筋が震えて止まらない。
腰が、痺れている。
「ぁ…我慢できない…」
「美月、もっと聞かせて」
尖った乳首を激しく掻き回され、全身がふわりと浮いた。
胸の先をきゅっと摘ままれ、喉の奥がわなないた。
腰のくびれにぬるりとした感触を感じて、うなじが勝手にくねった。
「颯太さん…おかしくなる…くぅっぅ…」
片脚を抱え上げられて深く繋がり、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、耳の奥が焼けるように熱い。
二人分の乱れた息を立てながら、胸の奥が甘く痺れた。
(びくびく、ぴく)
「ああっ…焦らさないでぅ…」
「美月、上気した肌、堪らないな」
一突きごとに体を揺らされ、腿の付け根がずくずくと疼いた。
ゆっくりと押し入られると、みぞおちが震えて止まらない。
(ずぷ、ふるっ、ぴく)
「深いところ…んっっ」
背中が大きくしなって、わたしの中が強く締まった。
「んっ…全部あげる……」
終わった瞬間、颯太さんはまるで他人の顔に戻った。
バッグ、枕元に置きっぱなしだったの今思い出した。
戻れない線を、自分から越えたのだと思う、この熱の置き場所が分からない。
忘れられそうにない——それが正直なところだ。
あれ以来雨に濡れたコートの匂いを思い出すと、体の奥がざわりとする。