元カレの友人との情事
Y子(20代後半・看護師 / 相手はA太さん(元カレの友人)
えっと、この話をすると引かれるけど、吐き出させてほしい。
何もかもどうでもよくなって——その人の視線に、抗えなかった。
この家では、二人で笑うことなんてぷつりと止まっていた。
上着、枕元に置きっぱなしだったの今思い出した。
A太さんは元カレの友人。深入りしてはいけないと、それでも触れられた手を、振り払えなかった。
同僚の結婚式の帰り、酔いをさますと言って二人で夜風に当たっていた。
拒みたいのか許したいのか、自分でも分からなかった。
「…やさしく、して」
玄関の照明がちらついてて、それだけ覚えてる。
何より忘れられずにいるのは、エプロンを外したときの、妙な解放感ばかりが、やけに残った。
首筋を吸われ、つま先が強張った。
うなじに口づけられ、全身が勝手にくねった。
「Y子、声、堪らないな」
スカートをじれったいほど焦らして脱がされ、漏れた声に自分で驚いた。
濡れた下着をじれったいほど焦らして脱がされ、息が上がって言葉が出ない。
シャツのボタンを外され、わたしはシーツの端を握った。
背中の中心を転がすように弄られ、わたしは声を殺して耐えた。
胸の先を焦らすようになぞられ、肌がこわばった。
喉が、熱を持っている。
「A太さん…恥ずかしい…ああっっ…」
「もっと乱れて」
脇腹をねっとりと舐められるたびに、わたしは身を固くした。
耳たぶを激しく掻き回されるたびに、爪先がきゅうっと締まった。
「ぁ…深いところぅ…」
根元まで一気に貫かれ、首筋がふわりと浮いた。
後ろから深く突かれ、胸の奥が焼けるように熱い。
ゆっくりと押し入られると、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、下腹の奥が強張った。
呼吸が、波打っている。
(ふるり、びくびく、きゅん)
「もう無理…ひぁっっ」
「感じてる顔、全部見たくなる」
最奥をぐりぐりと押し上げられ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、つま先がずくずくと疼いた。
A太さんが浅い場所を焦らすように擦ると、お腹の底がこわばった。
軋むヘッドボードに頭を溶かされて、内ももが甘く痺れた。
「おかしくなる…ひぅっ…」
限界が来て、わたしは何も考えられなくなった。
「ぁ…もう、そんなにしないでぅ…」
膝が笑ったまま、濡れた体のまま次の波に引きずり込まれた。
太ももの内側に止まらない指の動きを感じて、こめかみがぴくんと反応した。
A太さんが膝の裏をきつく吸い上げると、全身がわなないた。
A太さんが内ももに唇を押し当てると、耳の奥がぞくりと粟立った。
(ぞくり、こくり、とろとろ)
「んっ…深いところ、、、」
「離れないで」
首筋を焦らすようになぞられ、わたしはもっと、とねだってしまった。
下腹部を熱い息でくすぐられ、うなじが甘く痺れた。
A太さんが尖った乳首に指を這わせると、首筋が波打った。
「A太さん…おかしくなる…はぁっ…!」
A太さんが奥をずんと突き上げると、腰が勝手に浮き上がった。
リズムよく揺さぶられ、膝の裏がじんと熱を持った。
「A太さん…んぅ…変になるぅ…」
「感じてる顔、ぐっとくる」
小刻みに突き上げられ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、膝の裏が焼けるように熱い。
A太さんがリズムを上げて攻め立てると、みぞおちが小刻みに震えた。
「やっ…お願い、もう無理っ」
何度目かの波で、わたしは声もなく達した。
「ふぁ…もう、変になるぅ…」
潮が引くように、相手の熱が冷めていった。
渇きが癒えた気がして、戻れない場所まで来てしまった。
認めたくないけれど、満たされたぶん、渇きも深くなった。
似たような場面でエプロンを外したときの、妙な解放感を思い出すと、体の奥がざわりとする。