隣の席の同僚に堕ちた雪の晩
TE(アラフォー・ヨガ講師 / 相手は大樹さん(隣の席の同僚)
その場の勢いに流されて、拒む気持ちは、最初から無かった。
誰かに甘えたいという気持ちだけが、少しずつ膨らんでいた。
大樹さんは隣の席の同僚。顔見知りが多い相手だと、分かっていたのに止まれなかった。
閉店まで話し込んで、大樹さんに「送るよ」と言われた。
他の何より際立っているのは、効きすぎた古いエアコンの冷気を、行為より鮮明に覚えている。
心は動かさない、そう決めていたはずだった。
ベッドの周りが微妙に散らかってて、我ながらどうかと思った。
深く舌を絡められ、お腹の底がびくりと跳ねた。
うなじに口づけられ、わたしは静かに目を閉じた。
タイツをじれったいほど焦らして脱がされ、腰の奥が震えて止まらない。
キャミソールを引き下ろされ、わたしは唇を引き結んだ。
肩紐を脱がされ、お腹の底がじんと熱を持った。
大樹さんが鎖骨のくぼみにそっと歯を立てると、わたしは息を詰めた。
濡れそぼった花びらを激しく掻き回され、肌がひくついた。
「大樹さん…んっ…止めないで……」
「TE、たまらない顔してる」
大樹さんが腰のくびれに指を這わせると、みぞおちが甘く痺れた。
背中の中心を転がすように弄られるたびに、お腹の底から力が抜けた。
「はぁっ…やだ、我慢できない……」
一突きごとに体を揺らされ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、こめかみがわなないた。
大樹さんが奥をずんと突き上げると、指先が細かく痙攣した。
軋むヘッドボードしか聞こえないまま、わたしは天井を見つめたままだった。
腰の奥が、痺れている。
(ぞくぞく、ぐちゅ)
「ひぅ…もっと激しくっ…」
「潤んだ目、ぐっとくる」
浅いところを焦らすように擦られ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、内ももから力が抜けた。
真上から腰を落とされ、腰から下がずくずくと疼いた。
荒い息づかいに頭を溶かされて、声がびくりと跳ねた。
「奥まで来て…はぅ…」
背中が大きくしなって、わたしはしばらく動けなかった。
「ひぁっ…そんな、深いところぅ…」
次はいつ、と自分から聞いている自分に気づいた。
求められる悦びを知ってしまって、それでもまた会いたくなる自分がいる。
抜け出せる自信がない——どうしようもなく。
何かの折に効きすぎた古いエアコンの冷気を目にすると、無防備ではいられなくなる。
そういえばその日、洗濯物を取り込み忘れてたんだよね。