許されない逢瀬に溺れて
詩織ちゃん(40代半ば・主婦 / 相手はD介さん(夫の同僚)
どうしようもない寂しさから、自分でも驚くほど大胆になっていた。
別にもう何年も、褒められることがぷつりと止まっていたことに、慣れてしまっていた。
D介さんは夫の同僚。触れてはいけない相手だと、分かっていたから、なお惹かれた。
D介さんの家に、置き忘れた社員証を取りに行っただけだった。
不思議と忘れられずにいるのは、明け方に鳴き始めた鳥の声を、行為より鮮明に覚えている。
他人事のように眺めていた自分が、崩れていった。
外を走る車の音がうっすら聞こえてて、変に気が散った。
深く舌を絡められ、指先がきゅうっと締まった。
ワンピースをずらされ、あたしは静かに目を閉じた。
ワンピースの背中のジッパーをぷつりと外され、膝の裏が細かく痙攣した。
ジーンズのボタンをぷつりと外され、あたしはもっと、とねだってしまった。
尖った乳首を強く揉みしだかれ、うなじがずくずくと疼いた。
太ももの内側を円を描くように擦られ、胸の奥が甘く痺れた。
内ももをきゅっと摘ままれ、首筋が焼けるように熱い。
(ふるっ、びくっ)
「ふぁ…そんなにしないで……」
「詩織ちゃん、ちゃんと、俺のこと呼んで」
D介さんが潤んだ奥を爪の先でなぞると、下腹の奥が芯から蕩けた。
濡れそぼった花びらを熱い息でくすぐられ、下腹の奥がぞくりと粟立った。
背中の中心に熱を持った舌先を感じて、腰の奥がびくりと跳ねた。
「ひぁっ…ねえ、溶けちゃうぅ…」
一突きごとに体を揺らされ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、こめかみが震えて止まらない。
D介さんが腰を強く打ちつけると、息がふわりと浮いた。
(ちゅく、ぐちゅ、ぱちゅん)
「ひぅ…我慢できない…!」
「たまらない顔してる」
小刻みに突き上げられ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、お腹の底がじわりと蕩けた。
片脚を抱え上げられて深く繋がり、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、腰がびくりと跳ねた。
濡れた水音が響くなか、腰から下がずくずくと疼いた。
(ぞくり、ぬぷっ、はぁん)
「くぅっ…恥ずかしいっ…」
何度目かの波で、あたしは彼にしがみついたまま昇りつめた。
「やっ…溶けちゃう…」
一度達しても、彼はまた覆いかぶさってきた。
D介さんが膝の裏を爪の先でなぞると、下腹の奥が勝手にくねった。
D介さんが下腹部をきつく吸い上げると、全身がとろけそうになった。
(こくり、くちゅ、ぱちゅん)
「我慢できない…んぅ…!」
「詩織ちゃん、腰つき、見てられないな」
D介さんが胸の先にそっと歯を立てると、首筋が細かく痙攣した。
首筋をそっと甘噛みされ、内ももがじんと熱を持った。
「全部あげる…ぁ〜っ」
D介さんが腰を強く打ちつけると、冷静でいようとするほど乱れた。
最奥をぐりぐりと押し上げられ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、膝の裏がじんと熱を持った。
(じゅぷ、はぁっ、きゅん)
「焦らさないで…はぁっ、、、」
「濡れ方、見てられないな」
D介さんが根元まで一息に押し込むと、こらえていたものが緩んだ。
D介さんが最奥を抉るように穿つと、あたしは息を詰めた。
(こく、とろん、びくびく)
「ひぁっ…奥、奥まで来てぅ…」
頭の芯が痺れて、あたしの中が強く締まった。
「やっ…待って、壊れちゃうぅ…」
夫の温度が、急に物足りなく感じるようになった。
女に戻れた数時間の代わりに、それでも夫への嘘だけが増えていく。
別に結局のところ、いちばん傷ついたのは自分だった。
季節が巡って明け方に鳴き始めた鳥の声に出くわすと、あの熱がぶり返してくる。