子どもの塾の講師と、後戻りできないはじまり
玲奈(アラフォー・保育士 / 相手は駿さん(子どもの塾の講師)
夫だけずるい、という思いから——拒む気持ちは、最初から無かった。
夫とは、長いあいだときめくことも忘れていた。
駿さんは子どもの塾の講師。近所でも噂になりかねない相手だと、痛いほど自覚していた。
正直台風で子どもの行事が中止になり、駿さんと時間が空いた。
時計は夜中の12時前を回ってて、それだけはっきり覚えてる。
今も鮮明に覚えているのは、カーテンの隙間から差す街灯の白ばかりが、やけに残った。
負けを認めるみたいで、それが悔しかった。
そっと顎を掬われ、声を殺す意味も感じなかった。
首筋を吸われ、膝の裏がきゅっと縮こまった。
「玲奈、感じてる顔、そそるね」
肩紐を引き下ろされ、私は短く彼の名を呼んだ。
スカートのファスナーを緩められ、私はぶっきらぼうに腰を寄せた。
駿さんが太ももの内側をきつく吸い上げると、太ももが波打った。
駿さんが胸の先をきつく吸い上げると、感じてることを隠さなかった。
呼吸が、小刻みに揺れている。
(ぴちゅ、ずんっ、ぬぷぬぷ)
「あっ…止めないでぅ…」
「玲奈、目、そらさないで」
腰のくびれをくすぐるように触れられるたびに、お腹の底がわなないた。
駿さんがうなじに指を這わせると、胸の奥が甘く痺れた。
(とろり、きゅうっ、ふるっ)
「駿さん…ひぁっ…そんなにしないで…!」
駿さんが奥をずんと突き上げると、肌から力が抜けた。
ベッドのきしみを立てながら、喉の奥がじんと熱を持った。
「んっ…待って、もっと…」
「玲奈、すごく濡れてる」
リズムよく揺さぶられ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、感じてることを隠さなかった。
小刻みに突き上げられ、私は遠慮なく彼にしがみついた。
一突きごとに体を揺らされ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、膝の裏がびくりと跳ねた。
「駿さん…は…っ…奥まで来て〜っ」
全身が硬直して、私の中が強く締まった。
「して…ふぁぅ…」
夫にきつく当たれなくなった自分がいた。
戻れない線を、自分から越えたのだと思う、戻れる気がしない。
抜け出せる自信がない——今でもそう思う…
ふとした拍子にカーテンの隙間から差す街灯の白を思い出すと、あの夜が勝手に立ち上がってくる。