子どもの塾の講師との過ち
詩織(20代後半・保育士 / 相手は颯太さん(子どもの塾の講師)
自慢でも懺悔でもなく、それでも記録として残す。
背徳の甘さに誘われるように——断る理由を手放していた。
気づけば私は、自分の名前を忘れかけていた。
ちなみに飲んでたのはウーロンハイ、たぶん4杯目。
颯太さんは子どもの塾の講師。夫を裏切ることになると、それでも会う口実を探している自分がいた。
ゴミ出しで毎朝会ううちに、颯太さんと立ち話が長くなった。
もっと、と口にする自分を止められなかった。
「置いていかないで」
昼下がりの、生活感のないホテルの静けさだけが、時間に流されず残った。
指を絡めて握られ、腿の付け根がとろけそうになった。
うなじに口づけられ、私は「だめ」と言いながらしがみついた。
「詩織、その表情、ずるいな」
ストッキングを引き下ろされ、爪先がきゅっと縮こまった。
背中のホックをぷつりと外され、下腹の奥がふわりと浮いた。
ワンピースの背中のジッパーを焦らすように外され、自分の声とは思えない声が出た。
首筋を激しく掻き回され、肌がぞくりと粟立った。
膝の裏をきゅっと摘ままれ、思ったことがそのまま声になった。
(ぴくぴく、ぷちゅ、ふるっ)
「は…っ…ねえ、もっと激しく〜っ」
「感じてる顔、たまらないよ」
鎖骨のくぼみを円を描くように擦られ、爪先が勝手にくねった。
背中の中心を強く揉みしだかれるたびに、「好き」と口走ってしまった。
濡れそぼった花びらを転がすように弄られるたびに、首筋がびくりと跳ねた。
(ずくん、じゅわ)
「颯太さん…溶けちゃう…はぁっぅ…」
濡れた水音を立てながら、腿の付け根がこわばった。
根元まで一気に貫かれ、腿の付け根がぴくんと反応した。
(ぬぷぬぷ、ずんっ、きゅうっ)
「はぁっ…我慢できない、、、」
「詩織、隠さなくていい」
抜き差しを繰り返され、背筋がきゅうっと締まった。
軋むヘッドボードに混じって、膝の裏が勝手にくねった。
リズムよく揺さぶられ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、肌がびくりと跳ねた。
(こくり、ぴちゃ)
「は…っ…やだ、イッちゃうぅ…」
限界が来て、私の中が強く締まった。
「颯太さん…ふぁ…イッちゃうっ…」
首筋のあとを、夫に見られていないか鏡で何度も確かめた。
ここまで書いて、少し指が止まった。
そしたら取り戻せたのは一晩の熱だけで、家族の顔が浮かんで苦しくなった。
罪悪感は消えてくれない——認めるしかない。
ふとした拍子に昼下がりの、生活感のないホテルの静けさを目にすると、心臓が小さく跳ねる。