MCとY介、禁断の夜想曲
MC(30代後半・在宅ワーカー / 相手はY介さん(子どもの塾の講師)
退屈な日常のどこかで、その夜だけは、いい妻をやめた。
満たされたいという気持ちだけが、気づかないふりで蓋をしていた。
Y介さんは子どもの塾の講師。指輪をした身で、と思うほど、目が離せなくなった。
子どもの運動会の帰り、Y介さんと二人で反省会になった。
明け方に鳴き始めた鳥の声が、あの夜と分かちがたく結びついている。
スマホの充電が23%で、それだけ妙に覚えてる。
正直さ、壊してしまいたい衝動に、素直になっただけ。
「もう我慢しない」
そっと顎を掬われ、肌がきゅっと縮こまった。
「MC、すごく濡れてる」
背中のホックを緩められ、こめかみがふわりと浮いた。
ブラウスのボタンをぷつりと外され、耳の奥がきゅっと縮こまった。
Y介さんがうなじを指で押し広げると、背中が勝手にくねった。
背中の中心を小刻みに刺激されるたびに、わたしは自分から彼を引き寄せた。
尖った乳首を激しく掻き回され、太ももが強張った。
(びくっ、とくん)
「ひぅ…だめ、そこ弱いのぅ…」
「MC、潤んだ目、見てられないな」
Y介さんが鎖骨のくぼみを舌先で転がすと、肩がびくりと跳ねた。
Y介さんが下腹部に指を這わせると、指の先がふわりと浮いた。
Y介さんが濡れそぼった花びらを手のひらで包み込むと、「もっと」と口が勝手に動いた。
「Y介さん…ああっ…お願い、頭が真っ白、、、」
ゆっくりと押し入られると、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、腿の付け根がぞくりと粟立った。
浅いところを焦らすように擦られ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、声を我慢する気なんてなかった。
「ああっ…もう無理〜っ」
「MC、反応、見てられないな」
一突きごとに体を揺らされ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、わたしはもっと、とねだってしまった。
リズムよく揺さぶられ、指先がとろけそうになった。
真上から腰を落とされ、わたしは自分から彼を引き寄せた。
(ぎゅっ、ずちゅ)
「ひぅ…やだ、恥ずかしい…!」
目の前が白く飛んで、指先まで痺れが走った。
「あっ…もっと…!」
終わった瞬間、Y介さんはまるで他人の顔に戻った。
求められる悦びを知ってしまって、次の連絡を待つ側になった。
終わらせ方が分からない——今でもそう思う。
まじで季節が巡って明け方に鳴き始めた鳥の声が耳に届くと、あの夜が勝手に立ち上がってくる。