近所のジムで見かける人がくれた逢瀬
有紗(40代前半・ヨガ講師 / 相手は駿さん(近所のジムで見かける人)
リードされるはずが、気づけば駿さんを翻弄していた。
先走って結果から書いたけど、経緯を最初から書かせてほしい。
もう一度ときめきたい、という願いが、理性を溶かした。
夫とは、気づけば触れられることも思い出せなくなっていた。
ぶっちゃけ駿さんは近所のジムで見かける人。本能で危ないと感じる相手だと、何度も自分に言い聞かせた。
エレベーターが点検で止まって、駿さんと二人きりで十分ほど閉じ込められた。
明け方に鳴き始めた鳥の声が、記憶の真ん中に居座っている。
玄関の照明がちらついてて、それだけ覚えてる。
はっきり言うと強がるほど、崩れていく自分がいた。
「勘違いしないで」
そっと顎を掬われ、太ももが勝手に浮き上がった。
ブラウスのボタンを緩められ、あたしは遠慮なく彼にしがみついた。
濡れた下着をそっと脱がされ、下腹の奥がずくずくと疼いた。
シャツのボタンをそっと外され、腰から下が勝手にくねった。
駿さんが耳たぶを指で押し広げると、あたしは彼の背にすがりついた。
駿さんが尖った乳首を舌先で転がすと、あたしは正直に声を上げた。
腰のくびれをゆっくり撫で上げられるたびに、指先が勝手に浮き上がった。
(ぴく、くちゅくちゅ、ずんっ)
「そこ弱いの…やっっ」
「離れないで」
濡れそぼった花びらを焦らすようになぞられるたびに、肩がじんと熱を持った。
太ももの内側に止まらない指の動きを感じて、肌がふわりと浮いた。
背中の中心をねっとりと舐められ、腰が芯から蕩けた。
(きゅうっ、はぁん)
「溶けちゃう…は…っ〜っ」
繋がったまま抱き起こされ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、うなじが甘く痺れた。
駿さんがリズムを上げて攻め立てると、「もう無理」と短く言った。
「駿さん…壊れちゃう…ぁ、、、」
「有紗、とろけてるの、わかる?」
抜き差しを繰り返され、肩がぴくんと反応した。
根元まで一気に貫かれ、背筋がじんと熱を持った。
リズムよく揺さぶられ、肩がふわりと浮いた。
(はぁっ、ずんっ、ずぷ)
「気持ちいい…は…っ……」
限界が来て、あたしは背をのけぞらせて固まった。
「はぁっ…イッちゃうっ」
罪悪感と快感が、同じ場所で疼き続けている、日常には戻れなかった。
ぶっちゃけさ、結局のところ、都合のいい女になっていた。
今でも明け方に鳴き始めた鳥の声に出くわすと、あの夜に一瞬で引き戻される。