オフィスでのひそやかな沼
咲…(アラフォー・スーパーのパート / 相手はC夫さん(SNSで知り合った年下)
帰宅した夫の「誰かと会った?」の一言に、心臓が止まった。
正直後ろから書いてしまったけど、どうしてこうなったか書いておく…
一度だけ、のつもりで、その夜だけは、いい妻をやめた。
夫とは、気づけば二人で笑うこともぷつりと止まっていた。
C夫さんはSNSで知り合った年下。越えてはいけない一線だと、分かっていて、それでも近づいた。
夫と喧嘩した勢いで家を出て、気づけばC夫さんに電話していた。
効きすぎた古いエアコンの冷気が、あの夜と分かちがたく結びついている。
脱衣所が微妙に散らかってて、我ながらどうかと思った。
負けを認めるみたいで、それが悔しかった…
「今のは、なし」
その日ほぼすっぴんで、正直それが一番恥ずかしかった。
頬を包まれて、しがみつく腕に力がこもった。
ワンピースを脱がされ、わたしは遠慮なく彼にしがみついた。
下着を引き下ろされ、全身から力が抜けた。
背中のホックをそっと外され、わたしは背をのけぞらせた。
うなじを円を描くように擦られ、みぞおちが震えて止まらない。
C夫さんが背中の中心に舌を這わせると、内ももがじんと熱を持った。
尖った乳首をそっと甘噛みされ、息がきゅっと縮こまった。
「焦らさないで…は…っぅ…」
「咲、もっと乱れて」
膝の裏をねっとりと舐められるたびに、声を殺す意味も感じなかった。
内ももに容赦のない指を感じて、膝の裏がとろけそうになった。
敏感な芽をきゅっと摘ままれるたびに、下腹の奥がふわりと浮いた。
「ぁ…奥、もう無理、、、」
軋むヘッドボードが響くなか、腰の奥がひくついた。
濡れた水音に混じって、腰の奥がこわばった。
(はぁん、ぱちゅん、ずちゅ)
「C夫さん…ひぅ…もう、頭が真っ白〜っ」
「咲、感じてるの、丸わかりだよ」
浅いところを焦らすように擦られ、膝がぴくんと反応した。
抜き差しを繰り返され、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、つい脚に力が入ってしまった。
肌のぶつかる音が響くなか、首筋がきゅうっと締まった。
(ぬちゅっ、くちゅくちゅ、ぴく)
「んっ…そこ、止まらない…!」
こらえていたものが弾けて、わたしは何も考えられなくなった。
「我慢できない…んっ…!」
ときめきを思い出せて、自分を好きになれなくなった。
もうまた会いたくなる自分がいる——それだけは確かだ。
あれ以来効きすぎた古いエアコンの冷気を目にすると、時効にならない何かが疼く。