連休の午後、ひそやかな逢瀬
彩音(40代半ば・主婦 / 相手は誠さん(PTAで一緒になった父親)
太ももの内側に容赦のない指を感じて、声が細かく痙攣した。
つい生々しい場面から書いたけど、最初から話す。
そういえばその日、スマホ機内モードのままだったんだよね。
誰かに求められる自分を取り戻したくて、気づけば足が止まらなかった。
夫の隣にいても、遠い人のように思えた。
誠さんはPTAで一緒になった父親。真面目に生きてきたのに、という縛りが、かえって甘くなった。
台風で電車が止まり、会社に泊まる流れになったのが誠さんと私だけだった。
カーテンの隙間から差す街灯の白だけが、時間に流されず残った。
こんな声、出したくないのに抑えられなかった。
隣の部屋のテレビのせいで、なんだか落ち着かなかった。
耳元で名前を囁かれ、「もっと」とだけ言った。
「我慢しなくていい」
ストッキングをずらされ、太ももが勝手に浮き上がった。
キャミソールをずらされ、胸の奥がぴくんと反応した。
首筋を焦らすようになぞられるたびに、わたしは自分から腰を押しつけた。
内ももを円を描くように擦られ、指の先がきゅうっと締まった。
腰が、強張っている。
「んぅ…して、、、」
「彩音、こんな一面あったんだ」
濡れそぼった花びらを焦らすようになぞられるたびに、指の先がふわりと浮いた。
潤んだ奥を焦らすようになぞられ、喉の奥が小刻みに震えた。
(ぬぷぬぷ、ちゅく、ぱちゅん)
「やっ…見ないでっ」
誠さんが腰を強く打ちつけると、わたしは正直に声を上げた。
濡れた水音が響くなか、息がとろけそうになった。
誠さんが浅い場所を焦らすように擦ると、息がずくずくと疼いた。
(ぞくり、こくり、くちゅくちゅ)
「んぅ…待って、イッちゃう、、、」
「濡れ方、全部見たくなる」
誠さんが奥をずんと突き上げると、つい脚に力が入ってしまった。
誠さんがゆっくりと沈み込むと、全身がじわりと蕩けた。
繋がったまま抱き起こされ、背筋が小刻みに震えた。
(ぐちゅ、ちゅく)
「誠さん…気持ちいい…くぅっっ」
限界が来て、わたしは彼の腕の中でぐったりと脱力した。
「頭が真っ白…ふぁ、、、」
罪滅ぼしのように、夫に急に優しくしてしまった。
取り戻せたのは一晩の熱だけで、それでも罪悪感は消えてくれない。
もうあとに残ったのは、普通の顔で会い続けるのが罰だった。
あれ以来カーテンの隙間から差す街灯の白を思い出すと、時効にならない何かが疼く。
外を走る車の音がうっすら聞こえてて、変に気が散った。