疼き、同じ職場の先輩と
咲良(仮)(40代前半・看護師 / 相手はT夫さん(同じ職場の先輩)
T夫さんがうなじに舌を這わせると、お腹の底がきゅっと縮こまった。
熱が先に出てしまったけど、そもそもの話をさせてほしい。
上着、玄関に置きっぱなしだったの今思い出した。
どうしようもない寂しさから——その夜だけは、いい妻をやめた。
この家では、そばにいてもらうことなんて思い出せなくなっていた。
ほんとにT夫さんは同じ職場の先輩。家庭を壊せない、という建前が、崩れていくのを感じた…
酔った夫をT夫さんが家まで送ってきた、その夜だった。
ほんとに妙に忘れられずにいるのは、窓の外でゆっくり回る観覧車の灯りを、行為より鮮明に覚えている。
換気扇の回る音がうっすら聞こえてて、変に気が散った。
優しくされるほど、離れがたくなった。
「ずっと、こうしてて」
そっと顎を掬われ、彼に何か言いかけて言葉が溶けた。
背中に手を回され、肩がぞくりと粟立った。
ワンピースの背中のジッパーを緩められ、膝の裏が強張った。
スカートのファスナーを緩められ、肩がじわりと蕩けた。
肩紐をそっと脱がされ、喉の奥が勝手に浮き上がった。
T夫さんが敏感な芽に指を這わせると、肩が芯から蕩けた。
濡れそぼった花びらをつぷりと押し開かれ、腰が細かく痙攣した。
膝の裏をゆっくり撫で上げられ、肩がこわばった。
(ぎゅっ、くちゅん)
「止めないで…ふぁ……」
「咲良、たまらないな」
T夫さんが下腹部を指で押し広げると、私は彼の背にすがりついた。
太ももの内側に焦らすような指先を感じて、声から力が抜けた。
内ももをじっくり吸い上げられ、膝がぴくんと反応した。
(とろり、ぞくぞく、ずちゅ)
「ひぅ…うそ、そんなにしないでっ」
浅いところを焦らすように擦られ、腰から下が震えて止まらない。
一突きごとに体を揺らされ、つい脚に力が入ってしまった。
「T夫さん…ああっ…もう無理…!」
「咲良、感じてるの、丸わかりだよ」
T夫さんがゆっくりと沈み込むと、下腹の奥がきゅうっと締まった。
片脚を抱え上げられて深く繋がり、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、下腹の奥がこわばった。
ゆっくりと押し入られると、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、太ももが甘く痺れた。
「イッちゃう…んっっ…」
何度目かの波で、熱い波がゆっくり引いていった。
「は…っ…変になる、、、」
一度は終わらせたのに、半年後にまた連絡してしまった。
罪悪感と快感が、同じ場所で疼き続けている、誰にも打ち明けられない。
気づけば、失ったものの方がずっと大きかった。
不意に窓の外でゆっくり回る観覧車の灯りが耳に届くと、あの夜が勝手に立ち上がってくる。