忘れられないエレベーターの戯れ
結衣(仮)(結婚3年目・主婦 / 相手は拓也さん(習い事で一緒になった人)
とりあえず女に戻りたい一心で——自分でも驚くほど大胆になっていた。
この家では、労われることなんて忘れていた。
拓也さんは習い事で一緒になった人。家庭を壊せない、という枷が、少しずつ緩んでいた。
別に街で偶然すれ違った拓也さんに、お茶に誘われた。
自分でも意外なほど忘れられずにいるのは、窓の外でゆっくり回る観覧車の灯りが記憶の栞になっている。
淡々としていたのは、最初の数分だけだった。
「情は、いらない」
唇が重なると、腰から下が強張った。
ジーンズのボタンを一つずつ外され、腰から下がきゅうっと締まった。
ブラウスのボタンを緩められ、指の先が細かく痙攣した。
シャツのボタンを緩められ、指先が芯から蕩けた。
拓也さんが太ももの内側を爪の先でなぞると、全身が勝手にくねった。
敏感な芽に焦らすような指先を感じて、みぞおちがこわばった。
(ぞくり、ずちゅん、ちゅっ)
「もっと激しく…くぅっ、、、」
「汗すごいね」
潤んだ奥を円を描くように擦られ、不覚にも声が漏れた。
拓也さんが下腹部を舌先で転がすと、首筋から力が抜けた。
「ぁ…溶けちゃう〜っ」
ゆっくりと押し入られると、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、私は天井を見つめたままだった。
後ろから深く突かれ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、腰から下が細かく痙攣した。
(びくっ、きゅうっ)
「そこ弱いの…あっぅ…」
「結衣、腰つき、たまらないよ」
繋がったまま抱き起こされ、耳の奥がとろけそうになった。
浅いところを焦らすように擦られ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、膝がとろけそうになった。
「やっ…溶けちゃうぅ…」
目の前が白く飛んで、涙が一粒こぼれた。
「拓也さん…ひぁっ…奥、そこ弱いのっ…」
果てたばかりの体を、膝の上に抱え上げられて、また満たされた。
腰のくびれを小刻みに刺激され、こめかみから力が抜けた。
うなじに痺れるような刺激を感じて、下腹の奥がきゅうっと締まった。
膝の裏を円を描くように擦られるたびに、膝が細かく痙攣した。
(ずんっ、とろん、じゅる)
「ひぅ…もっと激しくっ」
「乱れ方、ぐっとくる」
首筋に止まらない指の動きを感じて、膝が小刻みに震えた。
濡れそぼった花びらに痺れるような刺激を感じて、声が勝手にくねった。
鎖骨のくぼみに焦らすような指先を感じて、息がきゅっと縮こまった。
(ぴく、ずぷ)
「んあっ…やだ、壊れちゃう、、、」
拓也さんが奥をずんと突き上げると、腰が小刻みに震えた。
真上から腰を落とされ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、つま先がじわりと蕩けた。
「そんなにしないで…やっっ」
「結衣、全部見せて」
最奥をぐりぐりと押し上げられ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、こらえていたものが緩んだ。
根元まで一気に貫かれ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、腿の付け根がきゅうっと締まった。
片脚を抱え上げられて深く繋がり、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、肌が震えて止まらない。
「恥ずかしい…は…っ…」
全身が硬直して、私は彼の腕の中でぐったりと脱力した。
「おかしくなる…くぅっっ」
夫の温度が、急に物足りなく感じるようになった。
都合のいい女で構わない、と思う自分が少し怖い、罪悪感は消えてくれない。
時間が経つほど、満たされたぶん、渇きも深くなった。
似たような場面で窓の外でゆっくり回る観覧車の灯りが耳に届くと、心臓が小さく跳ねる。
時計は朝の4時を回ってて、それだけはっきり覚えてる。