真夏の夜に交わした香り
瑠奈ちゃん(30代前半・ヨガ講師 / 相手はC太さん(上司)
潤んだ奥を強く揉みしだかれるたびに、声から力が抜けた。
先走ってしまったけど、ここで一度、時間を戻す。
ちなみに飲んでたのはウーロンハイ、たぶん5杯目。
つらい時期にそばにいてくれた人に——手を伸ばしたのは、私からだった。
正直夫とは、子どもが生まれてから肌を重ねることもなくなっていた。
洗面台の照明がつけっぱなしで眩しくて、それだけ覚えてる。
C太さんは上司。指輪をした身で、という理性が、その夜だけ働かなかった。
ぶっちゃけマンションのエレベーターが止まり、C太さんと閉じ込められた。
はっきり言うと不思議と手触りごと残っているのは、枕元で何度も震えたスマホの通知音を、行為より鮮明に覚えている。
しおらしくなる自分が、いちばん許せなかった。
髪をやさしく撫でられ、あたしは正直に声を上げた。
深く舌を絡められ、腰から下がふわりと浮いた。
ベルトをそっと外され、つま先がきゅっと縮こまった。
肩紐をずらされ、みぞおちがきゅうっと締まった。
背中の中心に熱を持った舌先を感じて、息がわなないた。
C太さんが下腹部に唇を押し当てると、背筋がきゅっと縮こまった。
「C太さん…んっ…溶けちゃう…!」
「瑠奈ちゃん、潤んだ目、ずるいな」
C太さんがうなじに指を沈めると、いいと思ったから素直に頷いた。
C太さんが胸の先をきつく吸い上げると、息がきゅっと縮こまった。
敏感な芽をゆっくり撫で上げられるたびに、息がぞくりと粟立った。
(ずぷ、ぴくぴく、はぁっ)
「C太さん…あっ…頭が真っ白〜っ」
きしむマットレスの音しか聞こえないまま、膝の裏がぞくりと粟立った。
ベッドのきしみしか聞こえないまま、喉の奥が勝手にくねった。
息が、小刻みに揺れている。
(くぷ、ぴちゅ、ぬちゅっ)
「んっ…うそ、深いところ、、、」
「瑠奈ちゃん、そのまま、身を任せて」
後ろから深く突かれ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、つい脚に力が入ってしまった。
濡れた水音に頭を溶かされて、つま先がひくついた。
荒い息づかいに頭を溶かされて、腰から下から力が抜けた。
(はぁっ、ぱんっ、はぁん)
「C太さん…んあっ…そんな、壊れちゃうっ」
背中が大きくしなって、指先まで痺れが走った。
「は…っ…おかしくなるっ…」
崩れ落ちた体を、体位を変えられて、また奥まで導かれた。
尖った乳首を転がすように弄られるたびに、指先がこわばった。
濡れそぼった花びらを熱い息でくすぐられ、腰の奥が細かく痙攣した。
(じゅる、とくん)
「C太さん…んっ…奥、気持ちいい、、、」
「濡れ方、たまらないよ」
C太さんが耳たぶに指を這わせると、膝の裏が焼けるように熱い。
首筋に遠慮のない愛撫を感じて、指先から力が抜けた。
潤んだ奥をそっと甘噛みされ、あたしはぶっきらぼうに腰を寄せた。
(きゅうっ、とろん、こく)
「我慢できない…ああっ、、、」
繋がったまま抱き起こされ、肩が甘く痺れた。
真上から腰を落とされ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、肩がこわばった。
一突きごとに体を揺らされ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、息が小刻みに震えた。
(くちゅん、はぁっ)
「んぅ…恥ずかしいぅ…」
「瑠奈ちゃん、声、可愛すぎる」
C太さんが奥をずんと突き上げると、あたしは自分から脚を絡めた。
C太さんが浅い場所を焦らすように擦ると、膝の裏がきゅうっと締まった。
荒い息づかいしか聞こえないまま、あたしはもう声を殺せなかった。
(びくびく、ぱんっ、んっ)
「は…っ…ねえ、止まらないぅ…」
声を上げる間もなく、あたしは何も考えられなくなった。
「止まらない…ああっっ…」
夫のスマホに、私宛ての通知が映ったのを見た気がした。
見返した気になって、自分を好きになれなくなった。
ぶっちゃけさ、終わらせ方が分からない——自分でも呆れる。
今でも枕元で何度も震えたスマホの通知音を目にすると、無防備ではいられなくなる。