忘れられないエレベーターの一夜
美月ちゃん(結婚7年目・パート事務 / 相手は隆さん(昔の恋人)
危ういと知りながら——拒む気持ちは、最初から無かった。
気づけば私は、鏡を見るのが嫌いになっていた。
でさ、隆さんは昔の恋人。顔見知りが多い相手だと、分かっていて、それでも近づいた。
夫と冷戦中のある夜、隆さんから飲みに誘われた。
枕元で何度も震えたスマホの通知音が、あの夜と分かちがたく結びついている。
もっと、と口にする自分を止められなかった。
深く舌を絡められ、背筋が強張った。
ベルトを緩められ、首筋が焼けるように熱い。
キャミソールをじれったいほど焦らして脱がされ、肩がきゅうっと締まった。
肩紐をはだけられ、全身がびくりと跳ねた。
膝の裏に痺れるような刺激を感じて、気持ちを言葉にせずにいられなかった。
背中の中心に止まらない指の動きを感じて、腰の奥がきゅうっと締まった。
隆さんが敏感な芽に指を這わせると、息が甘く痺れた。
(ぴちゃ、くちゅ)
「もっと…んっ…!」
「美月ちゃん、力、抜けてきたね」
太ももの内側を転がすように弄られ、指の先がずくずくと疼いた。
尖った乳首に痺れるような刺激を感じて、あたしは「だめ」と言いながらしがみついた。
鎖骨のくぼみをきゅっと摘ままれ、全身がこわばった。
「ひぁっ…待って、そんなにしないでぅ…」
隆さんが腰を強く打ちつけると、しがみつく腕に力がこもった。
濡れた水音しか聞こえないまま、太ももが勝手にくねった。
(ぐちゅ、んっ、くぷ)
「恥ずかしい…はぅ…」
「とろけてるの、わかる?」
根元まで一気に貫かれ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、背筋がひくついた。
抜き差しを繰り返され、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、つま先がじんと熱を持った。
「んっ…だめ、深いところ…」
声を上げる間もなく、指先まで痺れが走った。
「ひぁっ…お願い、して……」
何度目かも分からない頃、彼の欲はまだ収まっていなかった。
腰のくびれをくすぐるように触れられ、感じるたびに声がこぼれた。
隆さんが耳たぶに指を沈めると、下腹の奥が甘く痺れた。
濡れそぼった花びらをねっとりと舐められ、思ったことがそのまま声になった。
(ぞくり、ずぷ)
「隆さん…やっ…おかしくなる、、、」
「こんな一面あったんだ」
潤んだ奥に熱を持った舌先を感じて、喉の奥がひくついた。
脇腹を転がすように弄られ、肌が焼けるように熱い。
うなじをくすぐるように触れられるたびに、肌がぞくりと粟立った。
「離さないで…ああっっ」
最奥をぐりぐりと押し上げられ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、喉の奥がきゅっと縮こまった。
リズムよく揺さぶられ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、枕に顔をうずめた。
(ぬるり、ぴく)
「やっ…お願い、気持ちいい…!」
「そんなに締めつけて」
隆さんがリズムを上げて攻め立てると、下腹の奥がじわりと蕩けた。
軋むヘッドボードに頭を溶かされて、指の先がびくりと跳ねた。
(ぱちゅん、ずちゅ)
「んっ…待って、イッちゃう〜っ」
全身が硬直して、あたしは何も考えられなくなった。
「隆さん…ふぁ…奥、奥まで来て、、、」
何度目かも分からない頃、後ろから抱え直されて、また深く繋がった。
内ももを円を描くように擦られ、つま先がとろけそうになった。
首筋に熱を持った舌先を感じて、「好き」と口走ってしまった。
(ずちゅん、こくり、んっ)
「はぁっ…気持ちいい…!」
「美月ちゃん、濡れ方、見てられないな」
胸の先を指の腹でこね回されるたびに、下腹の奥がとろけそうになった。
下腹部にぬるりとした感触を感じて、背筋から力が抜けた。
(ぐちゅん、とろん、ちゅく)
「して…ああっ、、、」
隆さんが奥をずんと突き上げると、腰の奥から力が抜けた。
きしむマットレスの音に頭を溶かされて、あたしは名前を何度も呼んだ。
「もっと…はぅ〜っ」
「美月ちゃん、反応、ずるいな」
軋むヘッドボードに混じって、膝が勝手に浮き上がった。
湿った衝突音を立てながら、太ももがきゅうっと締まった。
「はぁっ…溶けちゃう…!」
こらえていたものが弾けて、あたしは彼にしがみついたまま昇りつめた。
「ふぁ…もっとっ」
あとになって、隆さんに家庭があると知った…
渇きが癒えた気がして、自分を好きになれなくなった。
誰にも打ち明けられない——それが正直なところだ。
今でも枕元で何度も震えたスマホの通知音に出くわすと、無防備ではいられなくなる。
いや、思い出したら顔が熱くなってきた。