近所のジムで見かける人に堕ちた年の瀬
菜々子(30代前半・保育士 / 相手は和也(仮)さん(近所のジムで見かける人)
和也(仮)さんが胸の先に指を這わせると、内ももが甘く痺れた。
核心から始めてしまったけど、冷静に振り返ってみる。
つらい時期にそばにいてくれた人に、断る理由を手放していた。
夫とは、この十年労われることも思い出せなくなっていた。
和也(仮)さんは近所のジムで見かける人。本能で危ないと感じる相手だと、理性では理解していた。
スーパーの帰りに夕立に降られて、近かった和也(仮)さんの部屋に駆け込んだ。
っていうか飲みかけで温くなった缶コーヒーだけが、時間に流されず残った。
抱きしめられているだけで、泣きそうになった。
「一人にしないで」
遠くの救急車のサイレンがうっすら聞こえてて、変に気が散った。
髪をやさしく撫でられ、背筋がぴくんと反応した。
強く抱き寄せられ、つま先が波打った。
肩紐をじれったいほど焦らして脱がされ、胸の奥がきゅっと縮こまった。
ワンピースの背中のジッパーを緩められ、あたしは喘ぐしかなかった。
ベルトを外され、内ももがじわりと蕩けた。
濡れそぼった花びらに痺れるような刺激を感じて、「そこ」とつい口走った。
潤んだ奥を熱い息でくすぐられ、腰から下が勝手にくねった。
内ももに痺れるような刺激を感じて、腰から下がじんと熱を持った。
「ひぅ…うそ、奥まで来て〜っ」
「菜々子、潤んだ目、全部見たくなる」
和也(仮)さんが尖った乳首を手のひらで包み込むと、内ももがこわばった。
敏感な芽を強く揉みしだかれるたびに、背筋がわなないた。
和也(仮)さんが腰のくびれに唇を押し当てると、息が上がって言葉が出ない。
(ぬぷっ、はぁん、ぴちゃ)
「おかしくなる…はぁっ…!」
根元まで一気に貫かれ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、あたしは名前を何度も呼んだ。
和也(仮)さんが浅い場所を焦らすように擦ると、つま先が焼けるように熱い。
(ぬるり、ぱんっ)
「気持ちいい…ふぁぅ…」
「菜々子、溶けそうな顔してる」
二人分の乱れた息が響くなか、胸の奥が強張った。
片脚を抱え上げられて深く繋がり、指の先がびくりと跳ねた。
「ああっ…うそ、変になる…!」
声を上げる間もなく、あたしの中が強く締まった。
「壊れちゃう…ぁっ…」
終わった瞬間、和也(仮)さんはまるで他人の顔に戻った。
見返した気になって、帰る場所が遠く感じた。
結局のところ、自分がいちばん割り切れていなかった。
そしたら不意に飲みかけで温くなった缶コーヒーに触れると、後悔と未練が同じ顔で並ぶ。