取引先の若い担当との秘密の関係
FC(20代後半・主婦 / 相手は翼(仮)さん(取引先の若い担当)
すれ違いばかりの生活に疲れて——溺れる予感に目をつぶった。
気づけば私は、家具みたいな存在になっていた。
翼(仮)さんは取引先の若い担当。職場に知られたら終わりだと、分かっていたのに止まれなかった。
レッスンのあと、翼(仮)さんに食事に誘われて断れなかった。
他の何より忘れられずにいるのは、相手の車の、嗅ぎ慣れない芳香剤だ。
で、他人事のように眺めていた自分が、崩れていった。
「深い意味はないから」
スマホの充電が19%で、それだけ妙に覚えてる。
唇が重なると、背筋がふわりと浮いた。
ワンピースをはだけられ、耳の奥が細かく痙攣した。
ブラウスのボタンをそっと外され、肌がわなないた。
太ももの内側を舌先で舐め上げられ、膝の裏が細かく痙攣した。
尖った乳首をそっと甘噛みされるたびに、膝がふわりと浮いた。
膝の裏に止まらない指の動きを感じて、耳の奥がこわばった。
「はぅ…奥まで来てぅ…」
「FC、震え方、ずるいな」
耳たぶをそっと甘噛みされるたびに、指先が小刻みに震えた。
腰のくびれを強く揉みしだかれ、うなじがわなないた。
潤んだ奥に痺れるような刺激を感じて、下腹の奥が勝手にくねった。
(ぴちゅ、ずちゅ、ぬぷぬぷ)
「ふぁ…そんな、深いところ…」
翼(仮)さんが根元まで一息に押し込むと、背中がわなないた。
軋むヘッドボードが響くなか、私は天井を見つめたままだった。
(じゅわ、ずんっ)
「ひぅ…待って、我慢できない…!」
「FC、声、可愛すぎる」
浅いところを焦らすように擦られ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、喉の奥がわなないた。
湿った衝突音が響くなか、膝の裏がぞくりと粟立った。
(じゅわ、こく)
「ああっ…止めないで……」
何度目かの波で、私は小刻みに震え続けた。
「んあっ…ねえ、して…!」
あとになって、翼(仮)さんに家庭があると知った。
まあ取り戻せたのは一晩の熱だけで、帰る場所が遠く感じた。
気づけば、満たされたぶん、渇きも深くなった。
季節が巡って相手の車の、嗅ぎ慣れない芳香剤を思い出すと、あの熱がぶり返してくる。