禁断のためいきに溺れて
HM(結婚3年目・ヨガ講師 / 相手はM介さん(昔の恋人)
いつか自分が読み返すために、ここに打ち明けてみる。
誰にも見せない渇きを抱えて、一線を越える言い訳を探していた。
夫の隣にいても、見えていないみたいだった。
エアコンの効きが強すぎて肌寒くて、途中でそれが妙に気になった。
M介さんは昔の恋人。顔見知りが多い相手だと、それでも会うと胸が跳ねた。
カフェで一人でいたら、M介さんが向かいに座ってきた。
心臓の音が聞こえてしまいそうで、それが怖かった…
「…声、出ちゃう」
外の工事の、やけに規則正しい音だけは、今も手放せない。
髪をやさしく撫でられ、私はシーツの端を握った。
頬を包まれて、漏れた声に自分で驚いた。
「HM、全部、俺に預けて」
ブラウスのボタンを一つずつ外され、指先がふわりと浮いた。
ストッキングをじれったいほど焦らして脱がされ、私は思わず顔を隠した。
ジーンズのボタンをぷつりと外され、喉の奥がずくずくと疼いた。
鎖骨のくぼみに熱を持った舌先を感じて、指の先がきゅうっと締まった。
尖った乳首をつぷりと押し開かれ、私は身を固くした。
「はぅ…おかしくなる…」
「HM、求め方、可愛すぎる」
太ももの内側を舌先で舐め上げられるたびに、見られていると思うと動けなかった。
濡れそぼった花びらにぬるりとした感触を感じて、太ももがぞくりと粟立った。
(こく、ずんっ)
「は…っ…そんな、そこ弱いの…!」
一突きごとに体を揺らされ、膝の裏が強張った。
繋がったまま抱き起こされ、太ももがふわりと浮いた。
「ふぁ…見ないでぅ…」
「HM、無理してない?」
片脚を抱え上げられて深く繋がり、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、首筋がひくついた。
M介さんが根元まで一息に押し込むと、お腹の底が勝手にくねった。
M介さんが最奥を抉るように穿つと、声がふわりと浮いた。
(ぱちゃ、ずんっ)
「んあっ…溶けちゃうぅ…」
きゅうっと締まった瞬間、私は背をのけぞらせて固まった。
「ぁ…もう、我慢できない……」
なんかリードされるはずが、気づけばM介さんを翻弄していた。
あの数時間の私が、いちばん本当の私だった気がする、誰にも打ち明けられない。
誰にも打ち明けられない——それだけは確かだ。
不意に外の工事の、やけに規則正しい音を目にすると、あの熱がぶり返してくる。