月夜の戯れ
GG(30歳・ヨガ講師 / 相手はN介さん(町内会で一緒の男性)
二人とも失うものがある、それが奇妙な安心になっていた。
でさ、先走って結果から書いたけど、はじめから思い出しながら書く。
時計は終電が行った直後を回ってて、それだけはっきり覚えてる。
背徳の甘さに誘われるように、一線を越える言い訳を探していた。
そしたらこの家では、女として見られることなんて消えていた。
N介さんは町内会で一緒の男性。越えてはいけない一線だと、それでも惹かれていく速さが怖かった。
夫の実家に行くのを断った週末、N介さんに会いに行った。
妙に真っ先に浮かぶのは、つけっぱなしのテレビの通販番組の声、ただそれだけ。
求められている実感に、溺れていった。
「もっとぎゅってして」
強く抱き寄せられ、肩がきゅうっと締まった。
耳元で名前を囁かれ、腰から下が甘く痺れた。
「もっとこっちに集中して」
肩紐をはだけられ、首筋が小刻みに震えた。
シャツのボタンを焦らすように外され、内ももが強張った。
ジーンズのボタンをぷつりと外され、声がじわりと蕩けた。
濡れそぼった花びらを焦らすようになぞられるたびに、息が勝手にくねった。
下腹部に止まらない指の動きを感じて、声がこわばった。
「N介さん…深いところ…んっ、、、」
「俺だけを見て」
膝の裏に痺れるような刺激を感じて、腰から力が抜けた。
N介さんが脇腹を爪の先でなぞると、太ももが勝手にくねった。
(ぬちゅ、ぬちゃ)
「N介さん…はぅ…我慢できない……」
最奥をぐりぐりと押し上げられ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、腰がずくずくと疼いた。
抜き差しを繰り返され、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、あたしはいやいやと首を振った。
(こくり、じん…)
「はぅ…そこ弱いの…!」
「肌、全部見たくなる」
リズムよく揺さぶられ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、息がぞくりと粟立った。
後ろから深く突かれ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、気持ちを言葉にせずにいられなかった。
二人分の乱れた息を立てながら、あたしは「だめ」と言いながらしがみついた。
(ふるり、じゅる、ぴちゅ)
「N介さん…全部あげる…んぅ、、、」
背中が大きくしなって、あたしは背をのけぞらせて固まった。
「止まらない…は…っっ」
崩れ落ちた体を、膝の上に抱え上げられて、また満たされた。
太ももの内側をねっとりと舐められるたびに、こめかみがこわばった。
潤んだ奥に遠慮のない愛撫を感じて、膝が波打った。
N介さんが腰のくびれをきつく吸い上げると、腰の奥が波打った。
背中が、熱を持っている。
(ぴく、ぱんっ)
「んぅ…離さないでっ…」
「反応、たまらないよ」
敏感な芽をきゅっと摘ままれるたびに、あたしはもっと、とねだってしまった。
N介さんが首筋にそっと歯を立てると、内ももがこわばった。
胸の先に熱を持った舌先を感じて、腰の奥がこわばった。
「ひぁっ…やだ、もっと……」
N介さんが浅い場所を焦らすように擦ると、あたしは名前を何度も呼んだ。
繋がったまま抱き起こされ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、腰が勝手に浮き上がった。
(ずぷ、じゅわ、ぴちゅ)
「N介さん…ああっ…もう、もっと、、、」
「もう少しだけ、いい?」
浅いところを焦らすように擦られ、喉の奥がきゅうっと締まった。
N介さんが根元まで一息に押し込むと、腰の奥がわなないた。
N介さんが腰を強く打ちつけると、腰から下が波打った。
(じゅわ、ぬぷっ)
「気持ちいい…ひぅ…!」
背中が大きくしなって、あたしは何も考えられなくなった。
「N介さん…ふぁ…うそ、してっ…」
満たされるほど、乾きが際立った、夫への嘘だけが増えていく。
忘れられそうにない——それだけは確かだ。
不意につけっぱなしのテレビの通販番組の声に触れると、体の奥がざわりとする。
正直、自分でもなんであの日だったのか分からない。