同じマンションの住人と、とろけるような淵
R子(アラフォー・パート事務 / 相手は亮田さん(同じマンションの住人)
誰かに求められる自分を取り戻したくて——自分でも驚くほど大胆になっていた。
夫とは、ここ数年二人で笑うことも途絶えていた。
亮田さんは同じマンションの住人。友人の夫でもあると、それでも触れられた手を、振り払えなかった。
貸した折りたたみ傘を、亮田さんがわざわざ夜に返しに来た…
ちなみに飲んでたのは生ビール、たぶん2杯目。
不思議と手触りごと残っているのは、明け方に鳴き始めた鳥の声、ただそれだけ。
ソファの上の照明が薄暗くて、それだけ覚えてる。
「こんなの、どうかしてる」と何度も自分に言い聞かせた。
「勘違いしないで」
髪をやさしく撫でられ、腰から下がびくりと跳ねた。
ブラウスのボタンを焦らすように外され、太ももがふわりと浮いた。
下着をずらされ、腰の奥がずくずくと疼いた。
うなじを舌先で舐め上げられ、肩が強張った。
亮田さんが尖った乳首に唇を押し当てると、みぞおちがずくずくと疼いた。
(ずちゅん、ぎゅっ)
「亮田さん…んあっ…お願い、我慢できない、、、」
「R子、その顔、たまらないよ」
潤んだ奥をじっくり吸い上げられ、内ももが小刻みに震えた。
首筋を激しく掻き回され、腰から下がとろけそうになった。
(きゅん、ぬるり)
「ああっ…やだ、焦らさないで……」
亮田さんが奥をずんと突き上げると、私はぶっきらぼうに腰を寄せた。
根元まで一気に貫かれ、胸の奥がわなないた。
繋がったまま抱き起こされ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、いいと思ったから素直に頷いた。
(ぐちゅん、ずぷ、ぬぷっ)
「ふぁ…恥ずかしい、、、」
「感じてる顔、堪らないな」
濡れた水音しか聞こえないまま、感じてることを隠さなかった。
亮田さんが最奥を抉るように穿つと、膝が波打った。
きしむマットレスの音しか聞こえないまま、腰の奥がきゅっと縮こまった。
(びくびく、とくん)
「止めないで…ひぁっっ」
こらえていたものが弾けて、私は彼の腕の中でぐったりと脱力した。
「亮田さん…んっ…だめ、おかしくなるっ」
いつしか、生活の面倒まで見てもらうようになっていた。
渇きが癒えた気がして、それでも日常には戻れなかった。
冷静になると、自分がいちばん割り切れていなかった。
ぶっちゃけ何かの折に明け方に鳴き始めた鳥の声に出くわすと、無防備ではいられなくなる。