いけないパート先の店長
七海ちゃん(40代半ば・看護師 / 相手は涼介さん(パート先の店長)
まあ残り香を、勘のいい相手に嗅ぎ当てられた。
後ろから書いてしまったけど、はじめから思い出しながら書く。
時計は3時前を回ってて、それだけはっきり覚えてる。
自分を取り戻したい、という願いが、理性を溶かした。
夫とは、結婚してからずっと名前で呼ばれることもなくなっていた。
涼介さんはパート先の店長。職場に知られたら終わりだと、分かっていて、それでも近づいた。
街で偶然すれ違った涼介さんに、お茶に誘われた。
指輪を外して置いたサイドテーブルの音が、あの夜と分かちがたく結びついている。
心は動かさない、そう決めていたはずだった。
そういえばその日、スマホ機内モードのままだったんだよね。
額を合わせたまま、うなじがきゅっと縮こまった。
背中に手を回され、みぞおちがびくりと跳ねた。
「七海ちゃん、声、そそるね」
濡れた下着をじれったいほど焦らして脱がされ、太ももが細かく痙攣した。
下着をはだけられ、指の先がずくずくと疼いた。
スカートのファスナーをそっと外され、首筋が芯から蕩けた。
涼介さんが耳たぶにそっと歯を立てると、腰の奥がわなないた。
涼介さんが首筋にそっと歯を立てると、喉の奥が震えて止まらない。
「あっ…そんな、我慢できないっ…」
「七海ちゃん、とろけ方、ぐっとくる」
太ももの内側に熱を持った舌先を感じて、みぞおちが勝手にくねった。
下腹部に容赦のない指を感じて、内ももがずくずくと疼いた。
(ずくん、ずちゅ、びくっ)
「は…っ…うそ、見ないで、、、」
荒い息づかいしか聞こえないまま、体の反応を他人事のように感じた。
軋むヘッドボードに頭を溶かされて、喉の奥がひくついた。
「は…っ…待って、焦らさないでぅ…」
「腰つき、色っぽいよ」
リズムよく揺さぶられ、感覚だけが妙に鮮明だった。
根元まで一気に貫かれ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、爪先がきゅうっと締まった。
後ろから深く突かれ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、わたしは静かに目を閉じた。
(ぐちゅん、ぞくり、ふるり)
「やっ…そこ、離さないで……」
何度目かの波で、わたしは彼にしがみついたまま昇りつめた。
「ふぁ…だめ、壊れちゃう〜っ」
ときめきを思い出せて、それでも終わらせ方が分からない。
忘れられそうにない——どうしようもなく。
似たような場面で指輪を外して置いたサイドテーブルの音を思い出すと、体の奥がざわりとする。