火照った真夏の夜
B子(30歳・在宅ワーカー / 相手は翔さん(SNSで知り合った年下)
後ろめたさから、夫の前でいい妻を演じるようになった。
オチを先に言ってしまったけど、はじめから思い出しながら書く。
夫の隣で感じる孤独に耐えかねて——溺れる予感に目をつぶった。
なんか女に戻りたいという気持ちだけが、抑えきれなくなっていた。
コンビニの袋、洗面台に置きっぱなしだったの今思い出した。
翔さんはSNSで知り合った年下。触れてはいけない相手だと、分かった上で目をつぶった。
カフェで一人でいたら、翔さんが向かいに座ってきた。
不思議と焼きついて離れないのは、夫からの『何時に帰る?』の通知だった。
こんな声が出るなんて、自分でも知らなかった。
「あんまり、見ないで」
頬を包まれて、何かにすがりたくて手が泳いだ。
「B子、その顔、全部見たくなる」
ブラウスのボタンをそっと外され、声が出そうで唇を噛んだ。
ワンピースの背中のジッパーをそっと外され、背筋から力が抜けた。
ストッキングをはだけられ、太ももがぴくんと反応した。
太ももの内側に痺れるような刺激を感じて、膝がとろけそうになった。
敏感な芽をきゅっと摘ままれるたびに、内ももが勝手にくねった。
(はぁっ、んっ、びくんっ)
「ああっ…やだ、恥ずかしい…」
「肌、全部見たくなる」
腰のくびれを舌先で舐め上げられるたびに、あたしは小さく首を振った。
翔さんが胸の先に指を沈めると、つま先が波打った。
「ああっ…やだ、おかしくなる…!」
抜き差しを繰り返され、見られていると思うと動けなかった。
一突きごとに体を揺らされ、息が焼けるように熱い。
ゆっくりと押し入られると、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、内ももが強張った。
(ぴく、ぴちゅ)
「翔さん…変になる…あっ、、、」
「B子、腰つき、全部見たくなる」
翔さんが浅い場所を焦らすように擦ると、内ももがぴくんと反応した。
浅いところを焦らすように擦られ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、こめかみが強張った。
翔さんがリズムを上げて攻め立てると、息が勝手に浮き上がった。
(ぞくり、じゅわ、ぱちゃ)
「翔さん…変になる…はぅっ」
背中が大きくしなって、あたしの中が強く締まった。
「翔さん…イッちゃう…ふぁっ」
満たされたのは体だけで、それでもこの熱の置き場所が分からない。
戻れる気がしない——それだけは確かだ。
似たような場面で夫からの『何時に帰る?』の通知を目にすると、体の奥がざわりとする。
冷蔵庫のうなる音がうっすら聞こえてて、変に気が散った。