YEのはじまり
YE(結婚7年目・スーパーのパート / 相手は涼介さん(隣の席の同僚)
涼介さんが尖った乳首をきつく吸い上げると、太ももがぴくんと反応した。
正直さ、気が急いてしまったけど、冷静に振り返ってみる。
いやもう一度だけ、のつもりで——止まる理由が、思いつかなかった。
この家では、褒められることなんてなくなっていた。
床の照明が薄暗くて、それだけ覚えてる。
涼介さんは隣の席の同僚。触れてはいけない相手だと、それでも連絡が来るだけで浮き立った。
夫が出張でいない週末、涼介さんから「少し会えないか」と連絡が来た。
平日昼のカーテン越しの光が、あの夜と分かちがたく結びついている。
そういえばその日、寝坊して朝ごはん抜いてたんだよね。
明日のことなんて、その瞬間はどうでもよかった。
「今日は帰さないよ」
強く抱き寄せられ、背筋がずくずくと疼いた。
耳元で名前を囁かれ、喉の奥がこわばった。
「YE、もっと欲しいんだろ」
キャミソールをはだけられ、膝の裏が小刻みに震えた。
肩紐を脱がされ、声を我慢する気なんてなかった。
脇腹をくすぐるように触れられ、膝の裏がびくりと跳ねた。
尖った乳首を焦らすようになぞられ、ねだるように彼を見上げた。
(ずんっ、んっ)
「ひぁっ…頭が真っ白、、、」
「YE、声、たまらないよ」
潤んだ奥をそっと甘噛みされ、私はもっと、と素直にねだった。
背中の中心をじっくり吸い上げられるたびに、下腹の奥がふわりと浮いた。
(ふるっ、ぞくり)
「ぁ…奥、壊れちゃう、、、」
涼介さんがゆっくりと沈み込むと、私は思わず顔を覆った。
抜き差しを繰り返され、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、みぞおちが震えて止まらない。
(びくびく、ぬちゅ、ずちゅん)
「ああっ…して…」
「YE、肌、吸いつくね」
軋むヘッドボードに頭を溶かされて、膝の裏が勝手にくねった。
最奥をぐりぐりと押し上げられ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、うなじから力が抜けた。
ゆっくりと押し入られると、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、私は彼の首に腕を回した。
「離さないで…んぅっ…」
目の前が白く飛んで、涙が一粒こぼれた。
「涼介さん…くぅっ…そこ弱いのっ…」
消したはずの番号を、覚えている自分がいた。
まじで見返した気になって、次の連絡を待つ側になった。
罪悪感は消えてくれない——自分でも呆れる。
今でも平日昼のカーテン越しの光に出くわすと、あの夜に一瞬で引き戻される。