焦がれる秋の夕暮れ
七海(結婚3年目・パート主婦 / 相手は悠斗さん(夫の上司)
潤んだ奥を転がすように弄られるたびに、うなじが強張った。
核心から始めてしまったけど、はじめに戻って順を追う。
もう一度ときめきたい、そんな自分を、その夜だけは許した。
求められたいという気持ちだけが、少しずつ膨らんでいた。
悠斗さんは夫の上司。友人の夫でもあると、何度も自分に言い聞かせた。
終業後の給湯室で、悠斗さんに泣いているところを見られた。
雨に濡れたコートの匂い——それが、あの夜の入り口だった。
キッチンのシンクが微妙に散らかってて、我ながらどうかと思った。
感情より先に、体が勝手に答えを出していた…
「別に、期待してないから」
背中に手を回され、首筋が焼けるように熱い。
指を絡めて握られ、私は喘ぐしかなかった。
「その顔、全部見たくなる」
下着をじれったいほど焦らして脱がされ、私は唇を引き結んだ。
ワンピースの背中のジッパーをぷつりと外され、指の先が勝手に浮き上がった。
スカートをはだけられ、私は彼の背にすがりついた。
鎖骨のくぼみを焦らすようになぞられ、肩が波打った。
太ももの内側を焦らすようになぞられ、太ももがわなないた。
(ぎゅっ、きゅうっ、ずちゅ)
「んあっ…うそ、イッちゃう…」
「七海、ちゃんと、俺のこと呼んで」
下腹部をつぷりと押し開かれ、私は静かに目を閉じた。
悠斗さんが耳たぶを手のひらで包み込むと、私は名前を呼ぶのが精一杯だった。
(ちゅく、はぁっ)
「はぁっ…やだ、全部あげる〜っ」
悠斗さんがリズムを上げて攻め立てると、太ももがじんと熱を持った。
後ろから深く突かれ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、うなじが細かく痙攣した。
理性の糸が細くなる。
(じゅわ、ちゅっ)
「見ないで…んっっ」
「たまらない顔してる」
リズムよく揺さぶられ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、声がぴくんと反応した。
抜き差しを繰り返され、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、こめかみがきゅうっと締まった。
悠斗さんが腰を強く打ちつけると、私は理性を手放した。
「んっ…そこ、止めないでぅ…」
目の前が白く飛んで、私はしばらく動けなかった。
「んっ…止めないで……」
少し休んだあと、彼の欲はまだ収まっていなかった。
脇腹をくすぐるように触れられ、膝が甘く痺れた。
尖った乳首に止まらない指の動きを感じて、指の先がひくついた。
(こくり、ずくん、ちゅく)
「悠斗さん…止めないで…んっ…!」
「七海、とろけ方、堪らないな」
うなじをそっと甘噛みされ、爪先がとろけそうになった。
悠斗さんが内ももに唇を押し当てると、私は息を詰めた。
(くちゅ、ぴちゃ、きゅん)
「悠斗さん…ぁ…イッちゃう……」
軋むヘッドボードに頭を溶かされて、つま先がとろけそうになった。
一突きごとに体を揺らされ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、腰から下がぞくりと粟立った。
悠斗さんが腰を強く打ちつけると、声を出すまいと決めていた。
「あっ…恥ずかしい〜っ」
「上気した肌、堪らないな」
ゆっくりと押し入られると、みぞおちがわなないた。
悠斗さんが根元まで一息に押し込むと、太ももがずくずくと疼いた。
悠斗さんがゆっくりと沈み込むと、喉の奥が震えて止まらない。
(ぬちゅ、ぱちゅん、くちゅん)
「悠斗さん…あっ…してっ…」
頭の芯が痺れて、私は彼にしがみついたまま昇りつめた。
「はぁっ…もう、離さないでぅ…」
何度目かも分からない頃、今度は私のほうから求めていた。
背中の中心に痺れるような刺激を感じて、肩がびくりと跳ねた。
悠斗さんが首筋に指を這わせると、胸の奥がふわりと浮いた。
胸の先に遠慮のない愛撫を感じて、胸の奥がこわばった。
「悠斗さん…止まらない…ひぅ〜っ」
「七海、旦那さんには内緒だよ」
悠斗さんが敏感な芽にそっと歯を立てると、爪先がわなないた。
潤んだ奥を強く揉みしだかれ、腰の奥がずくずくと疼いた。
膝の裏に容赦のない指を感じて、首筋が甘く痺れた。
「んぅ…深いところっ」
悠斗さんが奥をずんと突き上げると、指の先がきゅっと縮こまった。
「悠斗さん…溶けちゃう…んっぅ…」
「七海、震え方、堪らないな」
「あっ…溶けちゃう…」
声を上げる間もなく、頭の中で何かが弾けた。
「やっ…だめ、おかしくなるぅ…」
封筒を渡されたとき、断れない自分に気づいた。
遠くの救急車のサイレンのせいで、なんだか落ち着かなかった。
渇きが癒えた気がして、夫の顔がまともに見られなくなった。
皮肉なことに、やめ方が分からなくなっていた。
今でも雨に濡れたコートの匂いを思い出すと、あの熱がぶり返してくる。