危険な境界線に溺れて
B子(30代半ば・パート主婦 / 相手は誠さん(義兄)
『母』でしかない毎日から、少しだけ抜け出したくて——止まる理由が、思いつかなかった。
この家では、二人で笑うことなんて途絶えていた。
正直さ、誠さんは義兄。本能で危ないと感じる相手だと、分かっていたから、なお惹かれた。
カフェで一人でいたら、誠さんが向かいに座ってきた。
なぜだか真っ先に浮かぶのは、遠くで鳴り続けた踏切の音だ。
正直さ、ブレーキの壊れた自分を、止められなかった。
「今日は帰さないよ」
スマホの充電が19%で、それだけ妙に覚えてる。
額を合わせたまま、腿の付け根がこわばった。
頬を包まれて、息がこわばった。
ワンピースの背中のジッパーを緩められ、背筋がとろけそうになった。
ジーンズのボタンを外され、膝が波打った。
背中のホックを外され、みぞおちが震えて止まらない。
敏感な芽にぬるりとした感触を感じて、気持ちよさに素直に声を上げた。
誠さんがうなじを手のひらで包み込むと、あたしは自分から唇を求めた。
鎖骨のくぼみを小刻みに刺激され、内ももが細かく痙攣した。
「んっ…おかしくなる…」
「B子、かわいいよ」
濡れそぼった花びらを転がすように弄られ、喉の奥がこわばった。
尖った乳首をじっくり吸い上げられ、気持ちよさに素直に声を上げた。
誠さんが胸の先にそっと歯を立てると、腰の奥がぞくりと粟立った。
(ぬちゅっ、ふるり、ずくん)
「はぁっ…待って、溶けちゃうぅ…」
片脚を抱え上げられて深く繋がり、肩がふわりと浮いた。
誠さんが腰を強く打ちつけると、下腹の奥が細かく痙攣した。
ゆっくりと押し入られると、お腹の底がきゅうっと締まった。
「あっ…焦らさないで〜っ」
「B子、逃がさないよ」
リズムよく揺さぶられ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、「もっと」と口が勝手に動いた。
一突きごとに体を揺らされ、つま先がきゅうっと締まった。
誠さんが浅い場所を焦らすように擦ると、首筋が甘く痺れた。
「やっ…見ないでっ…」
声を上げる間もなく、あたしは何も考えられなくなった。
「んっ…そこ、そんなにしないで、、、」
あとになって、誠さんに家庭があると知った。
罪悪感と快感が、同じ場所で疼き続けている、終わらせ方が分からない。
終わってみれば、戻れない場所まで来ていた…
不意に遠くで鳴り続けた踏切の音を目にすると、体の奥がざわりとする。