私の部屋での甘い過ち
DT(結婚7年目・パート事務 / 相手はA夫さん(取引先の担当者)
夫の温度が、急に物足りなく感じるようになった。
順番が前後したけど、どうしてこうなったか書いておく。
何もかもどうでもよくなって、自分でも驚くほど大胆になっていた。
まあときめきたいという気持ちだけが、静かに積もっていた。
A夫さんは取引先の担当者。指輪をした身で、そう思う自分が、もう半分溶けていた。
で、立ち話が続くうちに、A夫さんの家にお茶に呼ばれた。
コンビニの袋、床に置きっぱなしだったの今思い出した。
いまだに際立っているのは、飲みかけで温くなった缶コーヒーだけは、なぜか。
ソファの上の照明がつけっぱなしで眩しくて、それだけ覚えてる。
感情より先に、体が勝手に答えを出していた。
「これっきりでいい」
髪をやさしく撫でられ、肌がぞくりと粟立った。
ワンピースを引き下ろされ、下腹の奥が細かく痙攣した。
肩紐を脱がされ、腰から下がふわりと浮いた。
キャミソールをそっと脱がされ、腰の奥がじんと熱を持った。
鎖骨のくぼみを強く揉みしだかれるたびに、首筋がひくついた。
内ももを指の腹でこね回されるたびに、耳の奥が芯から蕩けた。
(とろり、ぴちゅ)
「離さないで…やっ〜っ」
「DT、もっとこっちに集中して」
敏感な芽を強く揉みしだかれ、わたしはただ長い息を吐いた。
尖った乳首に焦らすような指先を感じて、腰の奥が強張った。
(ずんっ、ちゅっ、ちゅく)
「して…ぁ〜っ」
繋がったまま抱き起こされ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、膝が勝手にくねった。
小刻みに突き上げられ、ぱんぱんと肌のぶつかる音が響き、息がとろけそうになった。
(くちゅくちゅ、くちゅ)
「ひぁっ…もう、壊れちゃう〜っ」
「乱れ方、ぐっとくる」
片脚を抱え上げられて深く繋がり、爪先がきゅっと縮こまった。
リズムよく揺さぶられ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、背中がぞくりと粟立った。
浅いところを焦らすように擦られ、声が勝手にくねった。
(ぬるり、くちゅん、ずくん)
「止めないで…はぅっ…」
きゅうっと締まった瞬間、わたしはしばらく動けなかった。
「ああっ…奥、して〜っ」
ときめきを思い出せて、それでもこの熱の置き場所が分からない。
冷静になると、元には戻れないと悟った。
ふとした拍子に飲みかけで温くなった缶コーヒーに触れると、あの夜が勝手に立ち上がってくる。