近所の既婚男性がくれた衝動
彩音(20代後半・看護師 / 相手はA夫さん(近所の既婚男性)
SNSで再燃した気持ちを抑えきれず、その夜だけは、いい妻をやめた。
大事にされたいという気持ちだけが、澱のように溜まっていた。
A夫さんは近所の既婚男性。真面目に生きてきたのに、と自分に言うほど、逆に燃えた。
PTAの打ち上げで、隣の席がA夫さんだった。
妙に鮮明に覚えているのは、隣の部屋から漏れる、誰かの笑い声、ただそれだけ。
拒みたいのか許したいのか、自分でも分からなかった。
外を走る車の音のせいで、なんだか落ち着かなかった。
そっと顎を掬われ、あたしは彼の背に爪を立てた。
首筋を吸われ、あたしは小さく首を振った。
背中のホックを外され、肌が小刻みに震えた。
濡れた下着をはだけられ、みぞおちが細かく痙攣した。
ストッキングを脱がされ、背筋がわなないた。
下腹部をゆっくり撫で上げられ、胸の奥から力が抜けた。
A夫さんが胸の先にそっと歯を立てると、声が勝手にくねった。
「やっ…やだ、止まらないっ…」
「とろけ方、そそるね」
耳たぶをねっとりと舐められ、声が出そうで唇を噛んだ。
尖った乳首を転がすように弄られ、あたしは身を固くした。
太ももの内側をねっとりと舐められ、こめかみがびくりと跳ねた。
(じゅる、ぱちゃ、はぁん)
「ふぁ…もっと激しくっ…」
浅いところを焦らすように擦られ、指先がわなないた。
繋がったまま抱き起こされ、ぐちゅんぐちゅんと激しい音が鳴り、指先がぞくりと粟立った。
「は…っ…気持ちいい…!」
「彩音、かわいいよ」
小刻みに突き上げられ、ずちゅずちゅと濡れた音が漏れ、膝が勝手にくねった。
一突きごとに体を揺らされ、ベッドがきしむ音まで恥ずかしく響き、しがみつく腕に力がこもった。
A夫さんが奥をずんと突き上げると、指の先がじわりと蕩けた。
(はぁん、ぱちゃ)
「んっ…そんなにしないで、、、」
頭の芯が痺れて、あたしはしばらく動けなかった。
「A夫さん…んっ…ねえ、溶けちゃうっ…」
膝が笑ったまま、体位を変えられて、また奥まで導かれた。
背中の中心をじっくり吸い上げられるたびに、息がふわりと浮いた。
うなじに痺れるような刺激を感じて、内ももがぴくんと反応した。
「あっ…奥、溶けちゃう〜っ」
「彩音、そのまま、身を任せて」
濡れそぼった花びらを転がすように弄られるたびに、頭が真っ白になりかけた。
鎖骨のくぼみに容赦のない指を感じて、胸の奥が波打った。
「んあっ…やだ、止めないで…!」
きしむマットレスの音が響くなか、太ももがびくりと跳ねた。
A夫さんが最奥を抉るように穿つと、指の先がずくずくと疼いた。
(ちゅっ、くちゅくちゅ)
「止まらない…あっっ」
「無理してない?」
濡れた水音を立てながら、息が波打った。
A夫さんが最奥を抉るように穿つと、肌がこわばった。
後ろから深く突かれ、お腹の底が甘く痺れた。
「もう無理…やっ……」
目の前が白く飛んで、あたしは声もなく達した。
「んっ…やだ、気持ちいい…」
その、その関係は、翌週あっけなく人にバレた。
刺激で日常を忘れられて、嘘をつく回数が増えた。
また会いたくなる自分がいる——きっとこの先も。
不意に隣の部屋から漏れる、誰かの笑い声に触れると、無防備ではいられなくなる。
冷蔵庫のうなる音がうっすら聞こえてて、変に気が散った。